あなたのギャップにやられています

「ねぇ、雅斗」

「ん?」


そのままソファで一回シた後、寝室に運ばれてまた……。
「ずっとお預けだったから」って、回数の帳尻合わせなんていらないから。

だけど、やっぱりよかった。
丁寧に優しく、だけど時々激しく私を求める雅斗を見ていると、愛されていると感じるから。


「あの絵、描けたら私にくれない?」

「うん。いいよ」


もっと迷うんじゃないかって思っていたけれど、あっさりくれると言う。

『好きだと言ってくれる人にもらわれていくのが、一番幸せだと思うんだ』
彼は以前にもそう言っていたけれど、私が愛されたいように、絵だって愛されたいのかもしれないと思う。

全身全霊を傾けて描いた絵は、雅斗の魂そのものだから。


「それじゃあ、明日仕上げてしまおう」

「もう、できるの?」

「うん。冴子にいっぱいエキスもらったから、もう描けると思う」


エキスとか……なんかいやらしい響きなんだけど。

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