俺様ヤンキーと平凡女子


こ、怖っ…!!


この人達に何されるんだろう?


もしかして、集団リンチみたいなやつだったり…?


うぅ…。


めっちゃ怖いじゃん!


あたしまだ、死にたくないんだけどなぁ…。


「おい聞いてんのかよ!?沖田空はいんのか?」


リーダーの後ろから出てきたのは、いつもよりもケバい百合野愛美。


何か、日本の妖怪とかにいそうだなぁ。


「あ、いるじゃん」


頑張って背を向けて夢歌の方を見ていたのに、あっけなく見つかってしまった。


恐る恐る振り向くと、すぐそこに妖怪ケバケバン(百合野愛美)が立っていた。


「ヒィ…!」


驚きのあまり、奇声が出てしまった。


それを聞いた妖怪ケバケバンは、あたしを睨んできた。


…最初から睨んでたけどね。


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