空と虹の境界線


店の外で、たまたま出会い、流れで一緒にお茶をする。


あれ?と思った時には、仲良くなっていた・・・


という、妙な感じになってしまっていた。



「あの、すみません。あなたのお名前は・・・?」



そう、違和感が残っていたと思えば、この人の名前を聞いていなかった。


歴史上の有名人だとしても、俺の頭じゃ誰が誰なのか分からない。



「あぁ・・・俺は、“岡田以蔵”だ」


「岡田・・・さんですか」



どこかで聞いたことがあるような気がした。


まぁ、岡田って苗字も多かったし、気にしてたらきりがない。



< 41 / 71 >

この作品をシェア

pagetop