空と虹の境界線
店の外で、たまたま出会い、流れで一緒にお茶をする。
あれ?と思った時には、仲良くなっていた・・・
という、妙な感じになってしまっていた。
「あの、すみません。あなたのお名前は・・・?」
そう、違和感が残っていたと思えば、この人の名前を聞いていなかった。
歴史上の有名人だとしても、俺の頭じゃ誰が誰なのか分からない。
「あぁ・・・俺は、“岡田以蔵”だ」
「岡田・・・さんですか」
どこかで聞いたことがあるような気がした。
まぁ、岡田って苗字も多かったし、気にしてたらきりがない。