恋のリハビリをあなたと
「ちょっと、待って。ここじゃ嫌」


だって、ここは狭いソファーの上。


気持ちが通じて初めて、夜を共にするのに、こんな場所はいや。


馬鹿馬鹿しいかもしれないけど、ちゃんと大事にされている、そんな確信が欲しいんだ。


「分かった、ベッドに移動しようか。
他はお願い聞く余裕はないと思うからな。
もう、我慢の限界だから」


彼はそう言うと、私の腕を引いて、身体を起こさせると、そのまま寝室の方へと向かった。


心なしか、彼の体温は高い気がした。


彼も私と同じ気持ちなのかな。


そんなに急がなくても、私の気持ちは変わらないのに、明らかに早いスピードに、少し可笑しくなった。


ベッドの側までくると、そこからの行動も早かった。


あっという間に、私はベッドに組み敷かれていた。


初めて見るような、そう、獣のような、欲情した男の目をした彼がいた。


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