悪魔と天使

森ではいつも何かが死んでいた

翌朝、マルコが目を覚ます。


目を擦ろうとするが体が動かなかった。


「……!?」


いくら動かそうとするが動かない。


顔面だけは動くようで目を開けた。


「………」


目の前には見知らぬ女がいた。


「あら、起きるのはっやーい」


厳密には乗っかかっている。


「………あんた、誰?何してんの?」


「ん?既・成・事・実」


「……誰か!!!助けてくれぇぇぇぇぇぇぇ!!!マリク!!!ガブリィィィィィィ!!」


「何事だ悪………」


ガブリィがすっとんできたが二人を見るとすぐにノードリームを抜く。


「悪魔、切られたいのは何処だ?」


「へ?マテマテ、俺、襲われてんだぜ」


邪険な顔で嘲笑するガブリィ。


「襲ったのはお前からだろう!!死ね!!悪魔ぁ!!」


「ああら、私は一先ず退散」


女は一目散に逃げて行った。


その後すぐにマルコの悲鳴が響き渡った。
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