ハートフル・アーツ
「…あれ?」
幸大が目を覚ます
「君は倒れた時と起きた時に同じ言葉を発するのだな。」
「なずな…」
「まったく人騒がせなのよ。」
「すみれ…だっけ?」
「あんた、頭も打ってるの?
すみれで合ってるわよ。」
「身体中が痛いんだけど…どうなってるんだ?」
幸大が言う
「命に別状はないわ。
右腕は肘の関節が外れたから元の位置にはめたのよ。
あとはヒビが入ってるだけ。
吐血は折れた肋骨が肺の上部を傷つけたからよ。
血は止まってるとこから考えて、傷口も大きくないみたいだから大丈夫よ。
あとは全身の筋肉が痙攣してるのと筋肉痛みたいなモノよ。」
「そうか。
いろいろありがとな。」
幸大が言う
「…お礼なんかいらないわよ。
あんたは仮にも武神流正当継承者なんだから、私たちには手助けする義務があるもの。」
すみれが言う
「さて、外はもう暗いしその身体では無理もできまい。
今日はここに泊まっていってくれ。」
なずなが言う
「ああ。
そうさせてもらうよ。」
「泊まるのは良いけど、御姉様の部屋や私の部屋の戸に指一本でも触れたら許さないわよ!!」
すみれがそう言って立ち去った
幸大が目を覚ます
「君は倒れた時と起きた時に同じ言葉を発するのだな。」
「なずな…」
「まったく人騒がせなのよ。」
「すみれ…だっけ?」
「あんた、頭も打ってるの?
すみれで合ってるわよ。」
「身体中が痛いんだけど…どうなってるんだ?」
幸大が言う
「命に別状はないわ。
右腕は肘の関節が外れたから元の位置にはめたのよ。
あとはヒビが入ってるだけ。
吐血は折れた肋骨が肺の上部を傷つけたからよ。
血は止まってるとこから考えて、傷口も大きくないみたいだから大丈夫よ。
あとは全身の筋肉が痙攣してるのと筋肉痛みたいなモノよ。」
「そうか。
いろいろありがとな。」
幸大が言う
「…お礼なんかいらないわよ。
あんたは仮にも武神流正当継承者なんだから、私たちには手助けする義務があるもの。」
すみれが言う
「さて、外はもう暗いしその身体では無理もできまい。
今日はここに泊まっていってくれ。」
なずなが言う
「ああ。
そうさせてもらうよ。」
「泊まるのは良いけど、御姉様の部屋や私の部屋の戸に指一本でも触れたら許さないわよ!!」
すみれがそう言って立ち去った