ハートフル・アーツ
「隙あり!」

女性がすみれに襲いかかる


「くっ!?」

幸大がそれに気付き拳を構えたが女性だとわかりすみれを抱き締める形で庇う



グシャッ!


が…襲いかかった女性の顔面には拳がめり込んでいた



「相変わらず、女性に甘いな。」


拳を打ち込んだ人物が言う


「クリス!?」

「幸大!

私もいるよー!」

ジニーが言う


「お前ら、どうして…」


「話は後で落ち着いてしようじゃないか。

まずは…こいつらをなんとかしないとな。



僕は女性だからといって手加減するほど優男じゃない。」


クリスが構える


「幸大は休んでて?


幸大が一気にpower upするのは疲れてる時何だよね?」


ジニーが言う


「まぁ、そんな感じだ。

じゃあ…ちょっと休むから頼んだぞ。」

幸大が体の力を抜く



「な!?

ちょっと!

私に覆い被さったまま休まないでよ!」


すみれが言う

「動くのも疲れたし、すみれの体が暖かいから落ち着くんだよ。」


「…。

仕方ないわね。

本当は病院いかないとダメなのよ?」


「ん…。

後でな。」


「はいはい…。

骨が突き出してるなんて本当は救急車呼ぶレベルよ?」


「すみれが治療してくれたから後回しでも大丈夫。」


「あんたねぇ…

私のは素人に毛が生えた程度よ?」


「そうか、すみれは毛が生えたのか。」


「あんた、何の話をしてるのよ…」


すみれが殺気立つ


「いえ、何でもありません。

それにしても、すみれはいい匂いがするな…」


「な!?

乙女の匂いを嗅ぐな、変態!」


バキィッ!




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