Sweet Heart
 


俺はすぐに気づき、足音がする方へ振り向いた…。




「いっ、五十嵐!」


「…よぉ。」



そこには今会いたくないうちの1人、五十嵐が立っていた。



「お前、屋上の鍵を壊して入ったのかよ。」


「…あ、あぁ。」



少し呆れた様子で普通に話し掛けてくる五十嵐に


俺は動揺を隠しきれずにしどろもどろになりながら頷く。



ちなみに屋上は普段使用されていないので、当然鍵が掛かっており、俺は無理やり蹴って壊した。



それにしても…何でこいつ…こんなに普通に接してくるんだよ!


てか何で屋上に来たんだ!?



俺はただ混乱中で、そんな俺の隣に五十嵐が平然と並んできた。



「あいつ…真智は来てないのか?」


「はっ?真智?」


「あぁ。お前を探しに先に教室出たんだよ。」



…真智が俺を探しに?何でだ?



「真智、お前のことを凄く心配してた。」



俺が不思議に思っていると、五十嵐は俺の表情を読んで疑問に答えてくれた。



俺、真智に心配かけてたのか…。ますます情けない男だ…。



「…お前、真智のことが好きなんだろ?」



すると、五十嵐の口から驚くべき発言が飛び出した。





< 85 / 179 >

この作品をシェア

pagetop