チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです
虎ちゃんはあたしの体を乱暴に抱き寄せると、ベッドで半回転する。



あたしは虎ちゃんの上に乗る体勢になり、はずみでウィッグが取れた。



そして……あたしの長い髪があらわになった。







「やっぱりな……」


垂れさがるあたしの髪を見つめ、そう呟く虎ちゃんに、あたしは首を横に振った。


「騙しててゴメン……だけど、色々とわけがあって」


「へぇ。男子校に忍び込んでみたかった?」


「そっ、そんなんじゃないよ!元はといえば、あたしが臆病だったから……」


大塚さんのイジメをスルーしていたあたし。


そんな弥生ちゃんを救いたいって言いだした嵐。


別に入れ替わる必要はなかったんだけど、それならそれで楽だって心のどこかで思ってた。


全てはあたしのズルさが招いたこと。




< 360 / 479 >

この作品をシェア

pagetop