※公開終了間近! イロモノなアタシ
3人ー1人=2人
到着したのは中野、鳴瀬さんの住まいはワンルームマンションだった。


タクシーから2人がかりで真島さんを降ろし、エレベーターに乗り込む。


「重いよな、こいつ」
「体大きいですからね」


部屋のカギを開けて中に入ると、そこには機械類が散乱していた。


足の踏み場も無いほど、一体、これは何なのだ?


まるで修理工場みたい、あ、もしかして鳴瀬さんは天才科学者とかで、ロボットとか作ってるのかな?


で、もしかしてあたしを何かと気にしているのは、本人じゃなくて『鳴瀬ロボ』とかいうオチが付くのか?


「ごめん、ここじゃムリだから隣の真島の部屋にしよう」
「はい」


すぐ隣の真島さんの部屋を開け、中に引き入れる。


ベッドに体を寝かせ顔の脇に洗面器を置いて、服の上着を脱がせて楽にした。


「手際がいいね、慣れてるんだ」
「お客さんで酔っ払う人が多いから、あ、スポーツドリンクまだありますか? 」
「もう無いなあ、ちょっと買って来る」
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