オンライン中毒
そこには、ふにゃふにゃとした、ムーンと熱気を持った物体があった。


――旦那のより凄いわぁ? 試してみたい。


さり気無く刺激を与え、手の平で擦れた道具は、だんだんとその感触を味わい変化を遂げた。


「うぅぅぅ」


秋人の声にびくっと、一瞬手が躊躇したが、構わず繰り返した。


――見てみたい。


太股のほうへ潜り込み、起こさないように、そっと纏っている布を降ろした。布団の下のほうを少しだけ捲り、観察することにした。
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