最後の血肉晩餐
 ――18時池袋東口LABI前。


待ち合わせの時刻になった。美沙と私は観察する為にまず、入り口前に二人で立っていた。


「あ。いるね。ちょっと前からいるみたいだね」


「江里、あいついやらしいね。TVコーナーから入り口前、張ってるよ」


「私、今三人のキャラで囲ってんのよ。誰にしようか、選ぶ為なんじゃないかな?

ただ、みどりというキャラがいるんだけど、そのキャラがちょっと美沙に似ているかも。ギャル系なの。ふふふっ」


「え~! まじぃ! やめてよ~ぉっ!」


「メールの後ろに星マークをつけて可愛い感じにしてあるの。大丈夫だよ! 画像つけているキャラだから。ふふふん」


何百人のキャラを使用しているので、会話がわからなくならない用に、キャラごとに癖のあるメールを送信していた。


みどりが星印、京香は絵文字。とっても覚えやすい。


彼をまじまじと見てみると、本当に黒いTシャツにジーパン、カルティエの時計をしていた。


プチ成金に見えた。もしかしたら、まだまだ沢山ポイントを購入したかも知れない。


残念なことをした。
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