最後の血肉晩餐
「なんて返信するの?」


「見てて!」


私達は入り口前から、TVコーナーにいる男に感づかれない程度に、観察をしていた。


パソコンの操作に負けないぐらいの速さで、携帯のボタンを押し、文字を作り送信する。


男は携帯の着信に気づいて、メールをチェックしたようだった。


その瞬間、入り口前の私達の横を猛ダッシュで駆け抜けて行った。


「何あれ?」


「ん? ふふふふっ。三人のキャラから別な入り口にいると誘導してみたの。

凄いスピードで行っちゃったね。」


「きゃはははは! やるね~江里! 極悪すぎるし! 自称、松潤も形無しだね!

眉毛太くて、色が白いだけだけど。ぎゃははははっ!」


「あいつのポイント、そろそろなくなるよ。どうすんだろうね。楽しみ」


猛ダッシュする男の突風で、ずれ落ちてしまった黒縁眼鏡を人差し指で持ち上げた。
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