最後の血肉晩餐
「どうするの? 私達も追っかけるの? メールは来ているの?」


「うん、来ているよ~。大丈夫。ここにいよう。

すれ違いってことで、ここに戻すから。それでポイントが切れる」


「そうなんだ!? じゃあ例のあれ、もしかしたら使えるかも知れないんだね」


「使えると思うよ。ギャルキャラのみどりは、もう帰ったことにした。彼は誰を選ぶのかな。ふふふ」


自称松潤が、血相変えて戻ってきた。獲物を追いかけている猛獣にも思えた。


入り口に戻ってきた彼は、私のことをチラッと、見たような気がした。


その目線は一瞬のようだけど、殺気立っているのがわかり、下から上と舐めまわし、なにかを思うと目線を他へと移した。


私はドキリッとして、目で殺されたような感覚に陥った。心臓を仕留められたように。


彼は看板の横に立ち止まり、三人にメールを送ろうとしてやっと気づいたみたいだ。


ポイントがなくなったことに――正確には残り後5P。誰に送るの?
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