最後の血肉晩餐
 戻った俺のページに新たな表示がされていた。


――新着メール一件あります


なんだこれ? ロング缶のビール三本目を飲みながら、メールを確認した。


――料理が好きな男の人って憧れます! 写真も私のタイプだったし、思い切ってメールをおくらさせて頂きました! 良かったらマイミミにして貰えませんか?


はははっはははは。心の中が薔薇色に染まるのがわかった。


送り主は高橋洋子という人物。釣れたんなら、そっちのほうが早いか? 元彼女を忘れる手段としては手っ取り早い。ページにアクセスする。


写真に写っている彼女は、茶髪でハムスターのような小動物のような笑顔。


上からのアングルで鼻を中心として撮影した、顔がアップのキュートな写メールだった。


「全然OKだよ。23歳か~。若いに越したことはないしな~。マイミミ! マイミミ!」


マイミミの承諾サインをだし、全身の嗅覚が、こいつはスグ落とせると反応していたので、アドレスも付け加えて置いた。


南ちゃんと会って見たかったけど、早く出会えたほうが運命っていうのもあるよな?


不倫しているカップルが良く言うじゃないか。貴方と早く出会えてれば良かった。


てね。
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