最後の血肉晩餐
 続いて気になる恵美のページへアクセスした。相変わらず、ラブラブの日記だった。同棲中に作ってあげている料理の写真なんかも載っていた。


「……もしかして俺への当て付けじゃないだろうな? 足跡がなかったから偶然か?」


腹立つんなら見なきゃいいんだけど、やっぱり見てしまう。仕方がない。人間の悲しい性だ。


苛立ちながら、俺がコメントを残して置いた箇所を見た。


……消えている。
――消された。


ということは、存在には気づいたようだな。


ちょこっとだけニヤリとし、パソコンをシャットダウンした。


「やべー! 夢中になって気づかなかった! 遅刻してしまう!」


バタバタと大きな音を立てながら駐車場のバイクへと急いだ。
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