最後の血肉晩餐
 ガラッっと、お店の扉を開ける。


「待ち合わせです! 女性一人で居ませんか?」


「いらっしゃいませ! 居ますよ! こちらへどうぞ!

お待ち合わせのお客様でぇ~す!」


「いらっしゃいませ~!」


背の高い、男性店員が大声で案内してくれた。


お店は落ち着いた雰囲気で、暖色系の色使いと、照明を抑えた、ジャズが似合いそうな店内だった。店員の後に続づいて歩く。一歩、一歩が凄い緊張する。


俺、変な顔してないよな? いけてるよな?


「お客様こちらです」


「ありがとう。ビールの中生を頂戴」


「かしこまりました!」


女性のほうへ体を向きなおし、挨拶をした。


「はっ、はじめまして! 北川友介です」


彼女も立ち上がり、続いて挨拶しようとした。
< 161 / 672 >

この作品をシェア

pagetop