最後の血肉晩餐
「本当に? 何のジャンルが好きなの? 今だと季節柄、ホラーが多いかもね」


俺は映画なんてどうでもよかった。会えればクリアー。ホテルまでお持ち帰りしてやるよ。


「文江さんが好きな映画にお供しますよ~!

それだけじゃなくって美味しいお食事もしよう~! もうすぐそんな時間でしょう?」


考えているのか? しばらく沈黙が流れる。


「そうだった。もうこんな時間だったわね……鬱憤が溜まっているって、私言ったでしょう?」


「うん。沢山聞いてあげるよ。寂しさも解消してあげる」
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