最後の血肉晩餐
「ごめんなさい。旦那のご飯をそろそろ準備しないと。

旦那以外の男の人と結婚してから全然喋ってなくって……普段家庭に縛られているの――。

また寂しくなったら友介くんのところに電話するわね! 電話番号教えて」


がちゃっつ!!!!


思わず受話器を叩きつけてしまった。


主婦だと?


俺は妙にそういうところには潔癖だ。俺が結婚していたとして、相手がそんなことしていたら、逆上して何をするかわからない。


許せない。思わず切ってしまった。時間が30分もたってしまった。

そんな主婦を許せない自分。こんなことしてる自分。頭がぐるぐる、心がぐちゃぐちゃする。
< 22 / 672 >

この作品をシェア

pagetop