最後の血肉晩餐
「料理は何にしますぅ?」

メニューを俺に向けながら、優香が言った。


「優香ちゃんのお勧めを適当に頼んで!」


「了解ですぅ~」


「お酒をお持ちしました。」


襖をノックする音が聞こえ、扉が開いた。


「えっと! 注文いいですか? さっぱり梅しゃぶしゃぶと、桜刺しの霜降り、生湯葉のお造り、えびとアボカドのタルタルで」


店員が注文内容を繰り返し、下がろうとした。


「あっあと冷酒頂戴」


メニューを聞いていたら日本酒が飲みたくなってきた。


「かしこまりました。失礼いたします」


スッっと襖が閉じられた。
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