最後の血肉晩餐
 恵美が指さした先には、右手のキッチンの上の箱だった。


「なっ!? なんだこれ!」


箱の中身は腸がでてしまっている血まみれの子犬の屍だった。この犬種はどこかで見たことがあるような犬だ。獣臭い匂いがぷーんと香った。


「チワワだ……」


その死骸は子犬に似ていた南のようにも見えた。


「うわぁ! なにがあったんだ!?」


管理人も外から部屋の中を覗いた。俺も玄関に入り込み、奥の部屋へと進んだ。FAX機から大量の紙が出ていた。
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