最後の血肉晩餐
 入り口のほうへ行くと、まず目につくのがUFOキャッチャー。ところどころに沢山並んでいる。恵美はまず、UFOキャッチャーを一つづつ、ガラスに張り付き、眺めていった。


「懐かしいね! なにも変わってないね! 同じ台だ!」


「ほんとだな。これだよな~アンパンマンが入ってたやつ。お前はすぐそこのテーブルに座って、アイスコーヒー飲みながらアンパンマンを待っていたよな」


「あはははは! そうそう。最初は真剣に見てたんだけど、途中から疲れちゃって、座って待ってた」


恵美が無邪気にあの頃のように笑い出した。


「ほんと! 酷いよな~お金も沢山かかったんだぞ~」


「テクニックがあれば、かからないよ!」


ぶーっと今度は膨れた顔をした。


「ねえ、ねぇ! こっちこっち! これ可愛い! 欲しい!」


「今度はなんだよ?」
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