最後の血肉晩餐
 恵美は目を輝かせ、キティを見つめていた。


「もう転がせば落ちるよ、きっと」


続けて100円を投入し、また右に少し動かした。


「アームでひっかけて転がす作戦だ!」


奥へ動かし右のアームでキティの首に挟み込んだ。キティの顔は大きく、ちょっとしか動かなかった。


「もぉ~私にやらせて!」


恵美が奪い取るように、俺をどかし100円を入れた。恵美はさっきよりも奥へ行き過ぎて、アームがキティの耳に掠っただけだった。


「なにこれ~ぶ~ぶ~っ!」


「俺のほうがマシだよな。へへっ! 取ってやるって!」
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