最後の血肉晩餐
「そうだ……喉が渇かないか? そろそろ御飯時だし、お酒でも飲みに行かないか?」


「そうだね。久々だし、ゆっくり喋りたいね」


「ここの一階に居酒屋があったから、そこにしよう。早く飲みたい!」


お酒の力を借りて、恵美の話をいろいろ聞いてみたかった。


「わかったわかった! 行こう行こう! 友介といると空気のようで楽だわ。あははっ~」


「なんだそれ! たくっ!」


舌打ちしてエレベーターのボタンをおもいっきり押した。


「仕事は順調? 相変わらず病院は忙しいだろ?」


「慣れちゃえば、なんとかなるよ。友介のほうがいつも忙しいじゃん~」


チンっと音を鳴らしたエレベーターに乗り込んだ。


「俺はやっと落ち着いてこなせるようになってきたから前よりは楽勝!」
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