最後の血肉晩餐
 これからの行く末を考えると不思議な気持ちになった。会えなかったら、亮さんと……その想像で寂しさはなくなった。


「朋子は離婚するつもりなの? 旦那さんと」


「うん。お金を貯めなくっちゃ。7歳の一人娘の為にもね! それにあいつと会いたいし」


唐揚げを頬張りながら、真面目に言っている。


「どんな人かわからないんだし、先に会ってみたら?」


――本当に芸能人なのか分からないんだし……。


「駄目よ~ぉ。真剣だから、そんないい加減なことは出来ない」


お弁当箱を見つめながら、どこか遠くに意識がいってしまっている様子だった。


「でも年下の子とは会ったんだよね?」


「うん。離婚して、俺と結婚してくれって言われた」


どういうことなんだろうか? たまに話がチグハグでわからなくなる。
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