最後の血肉晩餐
「メールなんて一日一回くらいで十分じゃないか」


友介は何もなかったように、私の食べている唐揚げを奪って食べた。


「一日一回もない時があるじゃない! 誕生日おめでとうも、まず今日聞いていないし!」


ワインを飲みながら目をちょっときつくして言い放った。


「歳を取るのが嬉しいの? おめでとう」


全部私には嫌味にしか聞こえなかった。


両親から愛情を持って育てられてなかったとチラッと聞いたことがあるが、感情が欠落しているんじゃないかと思う会話が多い。


付き合い初めの頃は、俺のことを深く愛して欲しいと良く言われた。両親は共働きで忙しく、愛を感じたことがなかったからだそうだ。
< 380 / 672 >

この作品をシェア

pagetop