最後の血肉晩餐
「あ、そうそう今度の休みに勉強がてら外で御飯を食べに行こうよ。たまにね、他の店がどんな料理を出しているのか偵察に行くんだ」


「亮君が連れて行ってくれる所なら間違いなく美味しそう! いきま~す!」


本棚はすでに、200冊はくらいは並んだ。今度はホラー物が目立つ。


「すごい本の数だね? やっぱり俺が料理作るね……」


「ごめんね~。本だけは好きで沢山あるの。一度買うと捨てられなくって……将来は大きな本棚に囲まれて暮らしたい!」


「か、叶うよ……がんばります」


普段はきつい目を持つ亮だけど、一気にたれ目になった。


「今から仕込んでおくから。片付け頑張って」


「はいはい~!」


私もいつかは、あの大きな冷蔵庫の食材を全部こなせるようになりたい。いや、なるぞ~! 


この部屋に来たら、もう寂しさなんて消えていた。
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