最後の血肉晩餐
「また凄いの作るね~亮は!」


「コツを覚えれば簡単だよ~。俺はつまみながら次作るね~!」


私に軽くキスをし、また料理を作りにキッチンへと戻った。


大根とフォアグラがこんなにマッチするとは思わなかった。グラタンも良い出汁がでていて、とってもクリーミー。ワインも最高! 料理も最高! 言うことなかった。


「あ、そうだ! 記念に写メール撮っておかなくっちゃ!」


部屋から携帯を取りに行き、出来上がった料理と調理している姿を写真に撮った。真剣な眼差しで食材を捌いている亮も最高に良い男だ。


「ああ、やめてよ~! あとで! あっちいってあっち。

これは五種類のきのこがはいったポタージュ。二皿運んで。はい、行った行った」


追い払われた私は仕方なく、テレビ番組を見ながら、亮が席に着くのを待った。


「これも美味しい~! 亮~早く席に座って~まだ~?」


「ちょっと待って!」


まだ時間がかかりそうなので、ガラスのテーブルにノートパソコンを持ってきて、立ち上げた。携帯からパソコンへ早速、写メールを転送しておいた。
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