最後の血肉晩餐
「……日記を書かなくっちゃ」


私はいつも通り、どれだけ幸せかの日記を綴った。


このあたりからだと思う。嘘の日記になってしまったのは。


以前テレビ番組で流行った、未来日記のようになってしまった。


未来日記とは、男女が先に書かれている恋愛ストーリーの日記をその通りに実行してしまう番組だった。


驚いたことに本当に恋に落ちてしまい、その通りになってしまう。私もその効果を今は期待をしている。


シャットダウンして、お風呂で記憶のすべてを全部洗い流そうとバスタオルを手に取り、お風呂場に向かった。


少し熱めにシャワーをだし、顔に浴びる。


友介は今頃、やっぱり忙しくしているのかな――。


ふとまた思い出され、体中の痛みと共に涙が溢れだした。
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