最後の血肉晩餐
「おまたせしました~!」


テーブルのコンロの上に鍋を置き、火がつけられた。あとはお湯が煮だつのを待つだけだ。


「ウーロン茶ピッチャーと、焼酎ボトル一本持ってきて!」


「私もカラフェおかわり!」


周りの人達の熱気もあり、食欲が湧き、お酒の勢いも増してきた。鍋に水泡が少しづつ、浮かび上がる。


「しゃぶしゃぶだったら、タレと食材に、こだわればいいだけだもんな。楽なもんさ」


「そうよね。沢山食べたい人しか来ないかもね。心配することなさそうね」


お湯が煮立ち、そっと牛の肉をくぐらした。
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