最後の血肉晩餐
十字架のように倒れ、視野に入った夜空の星をぼんやりと見ながら、この人にはもうなにを言っても考えは変えないと確信した。


カチャカチャ、ジッーと横で変な音がする。


物音の方を見ると亮がベルトをはずし、ズボンを降ろしていた。黒い凶器の先が分泌物で光っているのがわかった。


「言い訳した罰だ。舐めろ」


亮は痛めつけた私を、弄ぶ様な笑顔で言い放った。逆らうとまた殴られる。


頭を真っ白にして、おしぼりで鼻の血を押さえながら、片手で黒い凶器を口に含んだ。
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