最後の血肉晩餐
「これでどうだ!」


「ぎゃあああああ!!!!」


片足が腹に一発、深くのめり込んだ。足がじんと少し痛んだ。シスターりおは、ピクリとも動かなくなった。


まるで横たわるそれは、海外の民芸品で売られている、頭が異様に大きい、気色悪い人形のようだった。


あらゆる音がすべて停止した。静寂した空気に我に返る。


シスターの胸にそっと耳をつける。ドクドクドク……大丈夫。心臓は動いてる。帰り支度をしなくては。


急いでズボンを上にあげ、ベルトを穴に通したいのに、手が震えてうまくいかない。金具がカチャカチャと何度も音がなり、シスターを起こさないかと焦った。
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