最後の血肉晩餐
 骨が折れそうなギリギリラインまで肉は食い込んでいる。


「わ、わかったわ。友介。疲れているのね。明日また参りますわ。

これからは来る度に私達の愛が深まるのね」


もっと強烈に力を込める。ドアノブは汗でびっしょりになっていた。


「……止めると言え。もう来るな。」


「わ……わかりましたわ……」


しぶしぶのような返事だが、俺は扉を開け、手が引っ込むとすぐに扉を閉めた。ずるずるとその場でへたり込んだ。


これからのことを考えると、頭の中が真っ暗闇になった。


「ちきしょう!! ちきしょう!!」


力任せに髪の毛を掻き毟った。
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