最後の血肉晩餐
 体育座りでどんよりした気持ちで膝に顔を埋める。胃がチクチクした。


あの女……これで終わりそうもないよな。


気を取り直して立ち上がり、片眼を細め、丸い防犯ガラスから外を覗いた。


もう帰ったかな……。人影は取り合えず無いようだ。


次にそっと扉に耳をつけ、外の様子を窺う。取り合えず物音もしないし、人がいる気配もなし。
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