最後の血肉晩餐
汗でベトベトで、Tシャツが肌にまとわりついていた。


「お風呂の位置、わかっているわよね? ちょっと待ってて、バスタオル取ってくるから」


「ああ」


恵美はキッチン奥へとパタパタと姿を消した。


左がキッチン、右がリビング、真正面奥がお風呂、トイレ、キッチンを越えて、もっと奥へ行くと部屋が二つ。寝室があった。


どの部屋も立派で大き目の空間になっていた。


戻ってきた恵美がにっこりしながらバスタオルを差し出した。


「はい、これを使って!」


「でた~これ俺が使うのかよ」


いつもの薔薇柄のピンクのバスタオルだった。


「仕方ないでしょ、薔薇が好きなの! ほらリュックはソファーにでも置いて、行った行った!」
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