最後の血肉晩餐
「待った?」


白いガウンを着てそっと出て行くと、ちなみは慌てて赤い手帳を、高級そうなビトンのバックにいれた。


「友介君お帰り~酔いが少しだけ醒めちゃったからビール、貰っていい?」


「ああ。もちろんどうぞ。俺も風呂上りのビールを飲もう」


ちなみにビールを一本手渡し、ブルタブを思いっきり引っ張った。


ぷしゅっと二回音が鳴り、二人ともゴクリと喉を鳴らし、飲み始めた。


「ぷはぁ~美味しい! 今日はぐっすり眠れそう!」


「いつもあまり眠れないの?」


もう一本ビールを取りに、小さな冷蔵庫に向かいながら聞いてみた。
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