最後の血肉晩餐
 ぷしゅ~っと美味しそうな音がもう一度鳴る。


「うんちょっとだけ不眠症で、寝る前にはお酒を飲んでしまうんだよね……

でも今日はいつもより、リラックスできているみたい。友介君がイケメンなのもあるのかな? きゃはっ」


「それは良いことじゃないかっ !じゃあこれからも会ってくれる?」


飲みながら思い切って聞いた。缶で顔が隠れているから、俺の疑いの表情は読み取れまい。


「もちろんOKだよ! 友介くぅーん、お願いがあるのぉ~会うのはいんだけどぉ……お小遣い欲しいんだ」


「いいよ」


抱いたこともあり、二万円を財布から取り出し渡した。急激に体が、このビールのように冷え切っていくのがわかった。


賢二の言葉が頭に浮かんだ。


さくらは誰とでも寝る女。
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