最後の血肉晩餐
 ――四面窓がないコンクリートの壁、十畳くらいの間取り。入って右側に白いベットが置いてある。


奥の壁にはエアコンと、木目の大きめなデスク。背もたれがリラックス出来そうな黒い皮の椅子。


デスクの上には、ペン立てが乗っていた。ボールペンや鉛筆が数本刺さっている。


机の横には飲み物が入ってそうな小ぶりの白い冷蔵庫。その部屋の真ん中に、俺は固い鉄の椅子に座らせられていた。


両腕両足は動かすようにも頑丈な鎖が付いている。裸足の足がコンクリートのヒンヤリさを感じていた。


腹にも皮のベルトが巻かれている。囚人とはこんな感じなんだろうかと想像する。
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