【完】隣の家のオオカミさん
……このパーカサイズが大きすぎる。
半袖のはずなのに袖が余裕で肘まで隠れてしまう。
「……そんなに、変?」
遠慮がちに目線をあげ大上くんに問う。
海に行くと決まって水着を買うために千絵と一緒に出かけたことが思い出される。
千絵はすぐに決まったけど、優柔不断なわたしはなかなか決められなくて。
水着選びに一時間以上はかかった。
「水着……そんなに変、かな?」
初めてビキニというものを着た。
最初、千絵に勧められたけどお腹を出すなんてこと絶対できないと頑なに拒否したのだ。