そして 君は 恋に落ちた。



……暇だったんだろう、きっと。



無駄に綺麗な顔の小林君を、気付かれないように盗み見る。

容姿を見る限り、私に話すような口調は多分想像できないだろうな。



視線に気付いた彼は、途端に嫌そうな顔をして。
慌てて目を逸らしたけど、すでに遅かったらしい。



「見てんじゃねーよ」


睨みをきかせて言われてしまえば……

……うん。
想像出来ない。



「なぁ、バスタオルくれ」


「まさか泊まる気じゃ…」


「は?今から帰れってか?」


「……いえ。ドウゾオトマリクダサイ」



なんだそれは!と何故か怒り始める彼を無視して、お風呂の用意をする為立ち上がりお風呂場へ向かう。


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