そして 君は 恋に落ちた。
「本当だぁ! 藤井さん顔赤いよ?」
林原に便乗してもう一人の女の子までも、隣の藤井さんの頬をつつき始めた。
俺と藤井さん以外の4人が結託して俺達をくっつけようとする。
藤井さんはとうとう俯いてしまった。
―――の、野郎。
「あんまり言うと可哀想だよ。
でも、俺達ももう付き合い長いし。男と女はいつどこでどうなるか分からないからね。
藤井さんの奥ゆかしくて恥ずかしがり屋なところ、俺は好きだよ」
凛として答えると、茶化していた周りがシン、と静まった。
藤井さんも驚いたのか顔を勢い良く上げると、目を見開いて俺を見た。
そんな彼女に一番の笑顔を見せ、
「顔が赤いよ?
熱でもあるのかな?」
言いながら、額に手をかざす。
その動きにビクリと体を震わせ、さらに赤らめる藤井さん。
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