そして 君は 恋に落ちた。









「……いただきます」

「はい、どうぞ。

 明日せっかくの休みなのでどこか行きます?」


私が少し眠ってる間に彼が簡単なパスタを作ってくれた。

うん、美味しい!



「美和さん、ソースついてるよ」

フッと笑って私の口の端に彼の長い指が近づいて……

「ん、取れた」

ソースを取ったその指をそのまま自分の口に含んだ。



「……………」


きっと私の顔は茹で蛸通り過ぎて、機関車並みにモクモク噴き出てる。


ふ、普通の恋人ってこんな事するの?
ドラマの中だけじゃないの??

みんなしてるもんなの……?!



「ふふっ 可愛い」


声にハッとして彼を見ると、テーブルに肘をついて頬を掌に乗せ柔らかい笑みで私を見ていた。

途端に落ち着かなくなり目をキョロキョロ泳がせる。


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