くまのまーくんのお話
「ごほうびにこれをあげるよ」
言いながら、お婆さんは結び目をほどき、銀色の固まりをまーくんに差し出しました。
「山菜もいっぱい取れた事だし、ちょうどお昼ごはんにするつもりだったんだよ。一緒に食べようね」
「これなぁに?」
銀色の皮を剥くと、中から三角のかたまりが出現したので、まーくんはそう質問しました。
「おむすびだよ」
「おむすび…」
「中にシャケが入ってるんだよ」
まーくんはおそるおそるかぶりつきましたが、すぐに笑顔になりました。
「わー。これ、すっごくおいしい!」
「だんべ?」
おばあさんは満面の笑みを浮かべながら言いました。
「芋のにっころがしと、みかんもあるから。良かったらお食べ」
「うん!」
おいしいごはんを食べながら、まーくんはおばあさんと色々とお話をして、すっかり仲良しになりました。
その日からおばあさんとまーくんは度々その河原で会うようになりました。
おばあさんはまーくんの暮らしている山の持ち主らしく、山菜やきのこなどを採るついでに、山を荒らされたりしていないか定期的に見回りをしているようです。
言いながら、お婆さんは結び目をほどき、銀色の固まりをまーくんに差し出しました。
「山菜もいっぱい取れた事だし、ちょうどお昼ごはんにするつもりだったんだよ。一緒に食べようね」
「これなぁに?」
銀色の皮を剥くと、中から三角のかたまりが出現したので、まーくんはそう質問しました。
「おむすびだよ」
「おむすび…」
「中にシャケが入ってるんだよ」
まーくんはおそるおそるかぶりつきましたが、すぐに笑顔になりました。
「わー。これ、すっごくおいしい!」
「だんべ?」
おばあさんは満面の笑みを浮かべながら言いました。
「芋のにっころがしと、みかんもあるから。良かったらお食べ」
「うん!」
おいしいごはんを食べながら、まーくんはおばあさんと色々とお話をして、すっかり仲良しになりました。
その日からおばあさんとまーくんは度々その河原で会うようになりました。
おばあさんはまーくんの暮らしている山の持ち主らしく、山菜やきのこなどを採るついでに、山を荒らされたりしていないか定期的に見回りをしているようです。