止まない雨はない
駅まで向かうところで、着信があり携帯をみる…

相手はかおりちゃんだ。


『もしもし…』


「ゆうちゃん。昨日メールありがとね。
 本当にうれしく思ったよ。」


『かおりちゃん…
 あのね…でも何だか幻だったんじゃないかって思うの。
 今日、会社でも男の人に対しては今までと同じ感じだったのに…
 昨日の男性と食事をしたなんて…』


「何っ言ってるのよ。
 ゆうちゃんはその人が大丈夫だったんだよ。
 きっと、ゆうちゃんにとって安心できると心が判断したんだよ。」


『そうかなぁ…
 なら少し嬉しいけど…』


「まったく…ゆうちゃんはかわいいんだから。
 今日って時間ある?
 今日は私と食事しない?
 もう少しで仕事終えるから…」


『もちろん。』


かおりちゃんとの食事は大歓迎

お兄ちゃんには悪いけどね…
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