冷たい世界の温かい者達
ガチャ
車の中でバカみたいに騒いで、皆で由薇ん家で解散となった。
「あら、あんたが帰ってくるなんて珍し」
そんなお袋も珍しく家に居て、驚いた表情をしていた。
「……」
“お帰り”も“ただいま”も今は当たり前の様にない今が現実なのだと、何故か虚しく感じた。
「……1つ聞いたら帰る」
「何?」
洗い物をしながら返事をするお袋に、少し間を置いて口を開く。
「ーーー俺のこと、愛してる?」