冷たい世界の温かい者達
「イカ焼き食べてみたいのー!」
「はいはい、買ってから参拝するか」
諦めた様に衣緒のお願いを聞いた千尋は衣緒に導かれるままにイカ焼きのところまで向かうことになった。
「行くぞ、由薇」
ボーッとしている由薇に声をかけても無反応で、腕を掴もうとしたら由薇は人に押されて奥へと行ってしまった。
「バカッ……」
腕を掴もうとして、俺も後ろに流されて逸れてしまった。
面倒くせー…
「あいつ等に言うと面倒くさくなる。
俺等だけで探すか?」
「影助か」
見ていたらしい影助は成一達の方を見てから由薇の消えた方向に目を向けた。
「あいつ小っさいからな…」
「探すのは難儀だな」
2人で1つ溜息を吐いてから手分けして探すことになった。
……まぁ、俺は空気を読むまでだが。