冷たい世界の温かい者達
由薇の部屋はシンプルだった。
和室の一部だけ木の舗装された場所にベッドが置いてあって、その隣には本棚があるだけ。
『んで、言いたいことはなんだ?』
仕方なく2人でベッドに腰掛けると、由薇は単刀直入に聞いてきた。
「……」
自分でも、何が言いたいかなんてわからなかった。
考えも纏まってない。
『……なぁ』
由薇は突然口を開くと、綺麗な瞳で俺を見据えていた。
『……ーーに、抱いてくれ』
柔らかい声で言った由薇を、感情のままにベッドに押し倒した。