復讐ストーカーゲーム1
「この頃よりは、今は痩せておるのう? ほほほっ! この逞しさ、キョチョソックリじゃ~! あははははっ! 

しばし待っておれ。審査を手早く通しちゃるからな!」


――完全に別な意味で笑ったよな?


ムッとした。どうせゲームキャラのキョチョと比べてるんだろ? ちょい悪孔明さんよ!


はぁ~あ~、この写真には触れて欲しくないんだよなぁ~こんなオッサンにまで馬鹿にされるとはなぁ。


「ん? どうした、暑いのか? この扇を使うか?」


孔明は、ド派手な光沢のあるピンクの扇子を差し出した。


「いりません! 結構です! ちゃっちゃと早く終わらして下さい! 急げ!」


「お~こわこわっ! はいはい、すぐに終わらせますよ~」


孔明の後ろ姿を見送り、お茶を飲んだ。冷たい感触が喉を通り抜ける。ふぅーっと、一息ついたところで、今度は時間が気になった。
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