復讐ストーカーゲーム1
それは咄嗟の行動だった。秋雄は真っ直ぐにチワワを狙い、俺は双子たちにジャンピングをした。出っ張らした腹が、双子の片割れに直撃し、雪崩のようによろめいた。


その結果、双子の打ち放ったコルクは外れ、秋雄はチワワを見事落下させた。


「やったー兄貴! 最高! 勝った! 勝った!」


「き、汚いわ! 金太郎!」


「そうよ! そうよ!」


二人は眉間にシワを寄せて詰め寄ってきたが、女教皇に似つかわしくないそのシワを指先でパチンと弾いた。


「痛い!」


二人同時に声を発し、オデコに手を当てた。


「お前らが言ったんじゃないか? 落としたもん勝ちってさ」
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