復讐ストーカーゲーム1
 ――あいつ……俺が秋雄の弟だって知っていた? だから様子を見ようと近づいた? 


張飛を待つ間、様々な疑問が頭に浮かんでは消えていった。どれが一番適切な質問なのかを、湧き上がる問いから選んでいた。


「お待たせ! ここのパン絶品なの! 是非食べさせたくって……そうだ、人があまり来ない小さな公園があるの。

ほら、上野に訪れる人は有名で大きな上野公園に集まるから――人がいないほうが、いろいろ話しやすいもんね」


張飛は、なにも変わっていなかった。おかま口調も体型も、派手な椰子の木のシャツも、原色のズボンも……。


大きな手の平を振り近づく張飛は、無理やり笑顔を作ろうとしていたが、口角が引き攣っていた。
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